引用元:Netflix
砂の上にも花は咲く 作品情報
タイトル | 砂の上にも花は咲く |
話数 | 全12話 |
演出 | キム・ジヌ |
脚本 | ウォン・ユジョン |
放送年 | 2024年 |
視聴方法 | Netflix |
砂の上にも花は咲く ★評価
★★★★☆ おもしろい★4
砂の上にも花は咲く あらすじ
かつて神童と呼ばれながらも、勝つことができず引退を考え始めた格闘技の選手。
だがそんなときに再会を果たしたかつての友人が、消えかけていた情熱に火をつける。
引用元:Netflix
砂の上にも花は咲く 感想(ネタバレなし)
おもしろかったです!
終わりよければ全てよしで、見終わった後の気分が非常に良いドラマでした。
シルム(韓国の伝統的格闘技)の世界でなかなか勝ち上がれず、引退を考えるキム・ベクトゥ(チャン・ドンユン)が、昔の友人と再会したことをきっかけに再びシルムでトップを目指す話です。
シルムがメインのドラマかと思いきや、シルムシーンはそれほど多くはありません。
単純に特訓して勝利を目指すスポーツドラマとは少し違って、シルムの盛んな田舎町を舞台とした、サスペンス・ヒューマン・友情・ロマンス・スポーツドラマです。
同じ田舎町でも同時期に配信されていた『サムダルリへようこそ』とは町の雰囲気もドラマの雰囲気も友人たちも全然違います。
解放的な海、癒される景色、噂好きだけど温かいおば様たち、昔と変わらない友人たち…なサムダルリ。
一応漁港は見えているがなぜか解放感皆無な町、どこを映してもどんよりな雰囲気、悪い噂しかしないおば様たち、友人とはなんかギスギス…な砂の上。
共通点は田舎なことぐらいで、殺人事件であったりサスペンスが絡む時点で全く別枠ドラマなのですが、同時期に見ていたのでつい比べながら見てしまいました。(ちなみに私は砂の上の方が好きでした)
サスペンス、スポーツ、ロマンス…等々、色々な要素がある今作ですが、正直どれもすごくおもしろいわけではありません。(サスペンスとか特に最後ほへっ?てなります。)
じゃあ何がそんなに良いのか…まず一番は主人公ベクトゥという存在です。
作中でも言われていますが、ベクトゥはかなりのお人好しで、相手が幸せになれるなら自分が損してもいいと素で思っている、嫌味のない優しさを持っています。
見た目がぷにぷにしていて笑顔が可愛く、ちょっとおバカっぽいところも魅力的。
町のみんなベクトゥのことが好きだと言っていましたが、視聴者も皆さんベクトゥが好きになったのではないでしょうか。
ドラマのおもしろさを引き上げる主人公、自らが見どころになる主人公でした。
そしてもう一つ良かった点が、友人たちとの関係。
周りの大人によって楽しい子ども時代が奪われる状況になり、みんなそれぞれ変わらざるを得なかったけれど、昔と同じ所変わってしまった所、どちらも良しとしてまた一緒に過ごせる。
それぞれ乗り越えてきたもの背負ってきたもの、時の流れを感じさせる友人たちとの関係がヒューマンドラマとして最高でした。
田舎じゃなかったら同じグループじゃないだろうなってぐらい、友人のキャラが全員違うのも、ひとり一人に愛着が湧いて楽しめたポイントでした。
最初の数話は謎が多すぎて若干我慢が必要かもしれませんが、じわじわ良さが出てくるのでまだ見ていない方はぜひ最後まで見ていただきたいです。
砂の上にも花は咲く こんな人におすすめ!
- ヒューマンドラマが好きな方
- 田舎町系ドラマが好きな方
- 後味の良いドラマが見たい方
砂の上にも花は咲く 主要キャスト/出演作品
キム・ベクトゥ役 チャン・ドンユン
出演作品
- 『今日もあなたに太陽を』
- 『ノクドゥ伝』
- 『恋のステップ』
- 『恋するレモネード』
オ・ユギョン役 イ・ジュミョン
出演作品
- 『二十五、二十一』
- 『カイロス』
- 『ミッシング』
ミン・ヒョヌク役 ユン・ジョンソク
出演作品
- 『僕のヤバイ妻』
- 『みんなの嘘』
- 『王になった男』
- 『客』
チュ・ミラン役 キム・ボラ
出演作品
- 『タッチ』
- 『彼女の私生活』
- 『SKYキャッスル』
クァク・ジンス役 イ・ジェジュン
出演作品
- 『2度目の二十歳』
- 『恋愛操作団シラノ』
- 『我が家のハニーポット』